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2022.09.04

「木下晋展 明日へ」ギャラリートーク備忘録1

こんにちは
新潟県見附市
みつけ市民ギャラリー(ギャラリーみつけ)です。
昨日9/3(土)作家によるギャラリートークを開催しました。
20代を過ごした新潟の思い出や最後の瞽女小林ハルさんなど新潟にゆかりある方について作家から1時間お話しいただきました。途中参加者からの質問に答える時間もあり、作家との交流を楽しまれました。

1981年、バスを乗り遅れたことから偶然聴くことになった小林ハルの瞽女唄。
飽きたらすぐに退散できるように一番端の障子戸の前に座った木下は、ハルの障子をビリビリと震わす唄に衝撃を受けます。また作家は控室で小さくたたずむ姿を目撃しており、そのはかり知れない孤独と孤高さに圧倒されました。
「この人を描きたい」その気持ちはモデルを断られてもあきらめることなく、何度もハルの暮らす「胎内やすらぎの家」を訪問します。誰であっても面会時間15分のところをハルの許しを得て1時間もらい、新発田市の友人の画家のアトリエを借りハルをモデルとした大作を次々と描きました。
偶然の出会いは画家にとって大きな必然であったに違いありません。

連日多くのお客様をお迎えしています。小学生から大人の方まで皆さん熱心にじっくり楽しまれています。作家の自伝販売(サイン本)や、小品の展示販売、関連DVD上映や関連図書の閲覧を行っています。
秋の一日、どうぞギャラリーにおいで下さい。

「木下晋展 明日へ」有料展 一般500円
開場時間10:00~18:00(最終入場は17:30まで)

ご来館の際には新型コロナウイルス感染予防のため、玄関での検温・手指消毒とマスク着用の咳エチケットなどにご協力ください。

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