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2020.12.25

メリークリスマス! 今日の妖怪〈金曜日〉高橋郁丸妖怪画展より

メリークリスマス!
みんなのところにサンタさんは来ましたか?

ギャラリー展示室2では今日から「こども映写会」が始まりました。(12/25・26・27 13:00~17:00)
「ねこざかな」・「たまごにいちゃん」・「ねぎぼうずのあさたろう」 音楽も楽しくてお勧めです。
「レオ・レオニ」、藤城清治の影絵作品も素敵ですよ。
事務室で童心に戻っています。

当日入場も可能です。(12/26土曜日は残席少なくなっています)
お問合せ・ご予約はギャラリーみつけ0258-84-7755までお電話ください。

さて、今日は中越・魚沼・上越地域の妖怪を紹介しますよ。
もしかすると妖怪たちは今もいるかもしれませんね。

「浦佐の化け猫」(南魚沼市に出現)
毘沙門堂の堂守を次々と食い殺す恐ろしい化け猫は、修行僧と村人に踏みつけられて退治されました。この化け猫退治は三月三日に行われたといわれています。この日に行われる厄除け福招きの「裸押し合い祭り」には化け猫退治の由来もあるそうです。以前、浦佐の普光寺の門前では「魔除けの猫面」が売られていたとのこと。この原型は日光東照宮の「眠り猫」を彫った左甚五郎の作といわれています。

「山人」(十日町市・魚沼市・南魚沼市・上越市・妙高市などに出現)
山で出会う人とも猿とも似つかぬ異形のもの。新潟県内では古くから目撃されている山人。
今も雪男のお話は世界各地で語られていますね。おにぎりをあげると重い荷物を運んでくれたり、山小屋で一緒に暖を取ったりなど人と仲良くしていたようです。腰蓑一枚の寒そうな山人に毛皮をあげると喜んで次の日には鹿を持ってきて毛皮の作り方を習いに来たそうです。

「見るなの座敷」(長岡市・小千谷市などに出現)
ある冬の日に山で男が迷いこんだ不思議な屋敷。きれいな娘がいて暖かい室内でおいしい食事を出してくれました。出かける娘は男に「絶対に最後の座敷は見ないでください」といわれます。12ある座敷は四季の美しい景色が広がっていました。我慢できずに最後の座敷を開けた男が見たのは春の景色。そこにいた鶯は「見ないでといったのに」と言って飛び去り男は一人何もない山中に立っていました。日本各地に同様のお話がありますが新潟のお話が原型といわれています。

ご来館の際には新型コロナウイルス感染予防のため、玄関での検温・手指消毒とマスク着用の咳エチケットなどにご協力ください。

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