- 終了
- 2階フロア
開館5周年記念「矢沢宰詩画展」
- 会 期:
- 2021.12.25(土) - 2022.01.30(日)
- 時 間:
- 10:00ー22:00(入館受付は21:30まで)
- 休館日:
-
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始休館 2021・12/28(火)~2022・1/6(木)
*休館日ご注意ください。
見附の夭折の詩人矢沢宰。学生時代に詩作ととも美術に強い関心を寄せ、熱心に絵を描きました。本展では、現存するスケッチ作品と詩稿ノートに描かれた挿絵など矢沢の美術に焦点を当て展示します。また、矢沢宰を「唇に真珠を含む詩人」と評した漫画家でイラストレーターのやなせたかしが描き見附市に贈られた、矢沢の詩と挿画を同時展示します。10代の青春といえる時期を、病により身体的に厳しい状況を過ごし死への恐怖と向き合いながら、どこまでも自由で強い気持ちで生きた若者の結晶である作品をお楽しみください。
会期中、オサムちゃんぬり絵を会場にて配布します。
主催:見附市
後援:矢沢宰記念事業実行委員会・見附市図書館・新潟県立栃尾高等学校
矢沢宰プロフィール:
1944(昭和19)年 中国江蘇省海洲で生まれる。1945(昭和20)年 父が現地召集となり、母と二人で郷里の古志郡上北谷村河野(現見附市河野町)へ引揚げる。1951(昭和26)年 古志郡上北谷村立上北谷小学校(現見附市立上北谷小学校)へ入学。1952(昭和27)年 雪を赤く染めた血尿で発病に気づき、腎結核と診断される。1953(昭和28)年 新潟大学医学部附属病院で右腎摘出手術を受ける。1957(昭和32)年 残った左の腎臓にも結核発症。1958(昭和33)年 1年遅れて上北谷小学校を卒業。新潟県立三条結核病院に入院。以後ベッドでの安静と闘病生活を強いられる。1959(昭和34)年 詩集「それでも」を手作りで編む。1960(昭和35)年 詩集「詩の散歩」を自装で作る。詩作活動は、この年と翌年にかけて頂点に達した。1961(昭和36)年 病状の回復とともに、病院併設の新潟県立三条養護学校に入学。1963(昭和38)年 養護学校中等部を特別進級で卒業。退院し5年ぶりに自宅に帰る。新潟県立栃尾高等学校へ進学。文芸部に所属。1962年から1964年の間、絵を描くことにも熱心であった。1965(昭和40)年 腎結核再発。三条結核病院内科に入院。1966(昭和41)年 劇症肝炎を発症。永眠。 21年の生涯で、詩500編あまりを作った。
矢沢宰の詩稿ノートより
スケッチブックより 故郷の風景
スケッチブックより 柏崎の海
本展は、会場内撮影禁止です。
ご来館の際には新型コロナウイルス感染予防のため、玄関での検温・手指消毒とマスク着用の咳エチケットなどにご協力ください。