展覧会

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相田みつを「こころの暦」展 学校法人 明照学園 樹徳高等学校(群馬県桐生市)所蔵作品公開

会 期:
2022.04.01(金) - 2022.04.24(日)
時 間:
10:00ー22:00(入館受付は21:30まで)
休館日:
毎週月曜日

 群馬県桐生市にある、学校法人 明照学園 樹徳高等学校が所蔵する、詩人で書家の相田みつをが初めて制作した日めくり「こころの暦」の本書31枚を公開します。相田みつをは、1962(昭和37)年に当時住んでいた栃木県足利市から橋を渡って群馬県桐生市の樹徳高等学校を訪れました。この時から始まった作家と高校の交流から、1967(昭和42)年に「こころの暦」は誕生し、今も各クラスで毎日生徒が1枚めくり、その言葉は読まれ続けています。平易で分かりやすい言葉を独特な書風で書いた作品は、長く高校生の心に寄り添ってきました。
 今回、樹徳高等学校から全面的なご協力をいただき、校外では初めての展示を行います。また、「こころの暦」の試作として書かれた作品約80点の一部も公開します。
 会期中は相田みつを美術館(東京都)のご協力により、書籍や日めくり、ポストカードなどの販売をします。
 いのちの詩人と称される書家の、代表作の原点ともいえる言葉が生み出された「こころの暦」本書作品を、どうぞお楽しみください。

主催:みつけ市民ギャラリー(ギャラリーみつけ)
後援:学校法人 明照学園 樹徳高等学校
協力:相田みつを美術館

相田みつを略歴

1924(大正13)  5月20日 栃木県足利市に生まれる。本名 光男。
1937(昭和12)年 13歳 旧制栃木県立足利中学校入学。書や短歌、絵に親しみ、剣道部で活躍する。
1942(昭和17)年 18歳 同中学校卒業。歌人・山下陸奥に師事し、歌誌「一路」に参加する。秋の歌会で生涯の師となる曹洞宗高福寺の禅僧・武井哲應老師と出会い、在家のまま師事し仏法を学ぶ。
1943(昭和18)年 19歳 書家・岩澤渓石に師事する。
1945(昭和20)年 21歳 6月に召集され宇都宮の連隊に入隊し、終戦まで通信兵の訓練を受ける。終戦による復員、足利市に帰る。
1954(昭和29)年 30歳 第6回毎日書道展に入選。以後、第12回展まで7回入選。
10月に第1回個展を足利市で開催し、以後、亡くなるまでにおよ20回の個展を開催する。
1955(昭和30)年 31歳 この頃から、ろうけつ染めの技術を学び、暖簾、風呂敷等を制作する。また、足利の老舗商店の包装紙や栞のデザインを手掛ける。
1967(昭和42)年 43歳 この頃、日めくりの原点となった『こころの暦』を学校法人 明照学園 樹徳高等学校(群馬県桐生市)のためにつくる。
1984(昭和59)年 60歳 初めての著書『にんげんだもの』(文化出版局)を出版する。のちにミリオンセラーになる。
1991(平成 3)年 67歳 12月17日 足利市内の病院で脳内出血により永眠。享年67歳。

1996(平成8)年  東京都中央区の銀座東芝ビル5階に、相田みつを美術館開館。
2003(平成15)年 11月1日 相田みつを美術館 丸の内の東京国際フォーラム地下1階へ移転。
2019(令和元)年 樹徳高等学校にて「こころの暦」本書及び試作品を初公開。

ご来館の際には新型コロナウイルス感染予防のため、玄関での検温・手指消毒とマスク着用の咳エチケットなどにご協力ください。