2019.02.24
暖かい週末です。
展示室1・2では木原尚写真展 白鳥<美態>好評開催中です。
会期中は週末を中心に作家在館されます。会場で随時観賞会が始まります。
木原さんは1939(昭和14)年見附市に生まれました。高校卒業後印刷関係の仕事につき、二十歳からは東京で暮らします。
絵や写真に興味があり、仕事で貯めたお金で写真学校に通い始めたのは25歳を過ぎてからでした。
東京写真専門学院(現東京ビジュアルアーツ専門学校)で学び、卒業後はヨーロッパ撮影旅行に。
ヨーロッパ滞在で特に印象に残るのはスペインを周った時、現地ホテルで出会った画家新本燦根にいもときらね(井伏鱒二・三浦哲郎作品などの挿絵を描いた)と1週間ドライブ旅行をしたこと。日本人が初めて入った村や観光地化されていない景色は、1969(昭和44)年新宿ニコンサロンで「CASA スペインの家」として発表されました。
雲蝶の書籍や今回の白鳥作品に続いていく木原さんの行動力は若いころの逸話からも感じられます。
是非会場で作家とご交流ください。
木原尚「越後の名匠 石川雲蝶」(新潟日報事業社)1500円、「写真で見る小図鑑 白鳥と水辺の鳥」(瓢湖の白鳥を守る会)300円事務室前にて好評発売中です!
晴れ渡る良い週末です。