2021.04.16
こんにちは
見附市
みつけ市民ギャラリー(ギャラリーみつけ)です。
展示室1・2にて開催中の「枝村佐門七宝彫金展」、連日多くのお客様からご来館頂いております。
昨日来館された、燕市産業史料館S学芸員とお話しました。
今回の展覧会チラシに掲載した、装飾スプーン「夢の雫」のお話です。
2014年枝村さんは、燕市産業史料館で個展を開催しました。その時のポスターを飾ったのも「夢の雫」。
以前から、産業史料館の伊藤コレクションのスプーンに興味のあった枝村さんは、高度なエナメル技法のプリカジュールを施したスプーンに魅せられます。枝村さんはS学芸員に「工夫すれば作れるかもしれない」と言い、試行錯誤を繰り返し現在はほとんど作られなくなったプリカジュールの技法に挑みました。そして出来上がったのが「夢の雫」でした。この作品は、2013年「スプーン展2」にも出品され、枝村作品の代表作となりました。
その後、ジュエリーを中心にプリカジュール技法を用いた作品を制作し、本展でもライトアップした展示を行っています。
また、展示販売作品もあります。
失われつつあった高度な技法の復活により、私たちは繊細で美しい作品を鑑賞することが可能となりました。
会場でぜひご覧ください。
燕市産業史料館S学芸員撮影「夢の雫」
ライトボックスによる展示
展示販売作品もあります
本展での展示「夢の雫」
ご来館の際には新型コロナウイルス感染予防のため、玄関での検温・手指消毒とマスク着用の咳エチケットなどにご協力ください。