こんにちは
新潟県見附市
みつけ市民ギャラリー(ギャラリーみつけ)です。
年内は本日12/27(日)までの開館です。
新年は1/7(木)から開館します。
皆様どうぞ良い年の瀬をお過ごしください。
展示室1「高橋郁丸妖怪画展」本日最終日です。(~21:30まで)
そして、妖怪の紹介も今日が最後となります。
県内各地に様々な妖怪がいました。皆さんのお気に入りの妖怪はいましたか。
「七面大蛇」(新潟市に出現)
角田浜の妙光寺の敷地に「七面大蛇教化の岩屋」という岩穴があります。鎌倉時代、日蓮上人が佐渡に流刑となった時嵐で角田浜に漂着。村人から頭が七つある悪蛇に困っている話を聞き、蛇に教えを説いて蛇は改心し天女となりました。蛇はその後、身延山久遠寺を守護する七面大明神となったそうです。
火曜日の龍蛇のお話もありましたが、越後は水の国と古くから言われており、龍蛇と水神は水害などの脅威とともに豊穣の神として崇められていたのかもしれません。
「酒呑童子」(燕市・長岡市他に出現)
平安時代に、京都の大江山で源頼光や坂田の金時(金太郎)らに退治された鬼の親分酒呑童子。一説には越後の国出身といわれています。国上寺の稚児でしたがあまりの美少年ぶりにたくさんの女性が夢中になりました。修行に差し障りがあるためもらったラブレターを全く読まなかったことからファンの女性たちの恨みは炎となり顔を焼かれてしまいました。鬼となった酒呑童子は栃尾の茨木童子や虎熊童子とともに京に上り、貴族の子女を誘拐するなどの悪事を働いたため退治されてしまったのです。最近ですと、国上寺は本堂の壁を覆うイケメン絵巻を公開しましたね。
これで、出品された新潟の妖怪の紹介はおしまいです。
皆さん、楽しんでいただけましたか。
本日21:30まで展覧会は開催しています。
どうぞギャラリーで妖怪の世界をお楽しみください。
17:00まで「こども映写会」も開催中です。
現在、藤城清治作品の上映が始まりました。
ご来館の際には新型コロナウイルス感染予防のため、玄関での検温・手指消毒とマスク着用の咳エチケットなどにご協力ください。
本年もお世話になりました。
また来年1/7(木)からギャラリーでお待ちしております。